私が友人から恋愛の話を聞いて心苦しくなるのは、「好きな人に嫌われるのが怖い」という言葉です。
片思いをしている男性や彼氏に対して思っていることを言えずに、相手の言いなりになっていることに悩んでいるのです。
中には結婚をしてからも、本当の自分を出さずに夫の顔色をうかがって生活している人もいます。
しかし好きな人と一緒にいたいからと我慢をしても、幸せになれるわけがありません。
私が今まで聞いたことがある友人の「嫌われたくないから〇〇できない」をまとめてみました。
嫌われたくないから……
言いたいことを言えない
付き合っている男性なのに言いたいことを言えない友人は、毎回会うたびに彼氏の不満を言います。
「デリカシーのない言葉で傷つくけどやめてと言えない」
「女友達と2人で会わないでほしいと言えない」
「デート代が割り勘でお金に余裕がないと言えない」
こんなに嫌な思いをしながら付き合っていても楽しくないですよね。
もちろん言ってはいけないことやある程度我慢すべきことはありますが、自分の譲れない部分はしっかり伝えるべきです。
それでも歩み寄れない場合、長期的に良好な関係を期待するのは難しいので、今は好きだと思える人でも別れたほうがいいでしょう。
知りたいことを聞けない
友達でも彼氏でもない男性に、「私たちは付き合ってるの?」「今後付き合う気はあるの?」と聞くことができずに曖昧な関係が続いている人をたくさん見てきました。
それを言えば相手に面倒くさがられてもう会ってくれないのでは、と相手の気持ちを確認できずにいるのです。
本当は付き合えない可能性のほうが高いとわかっているのに、「好き」という気持ちが邪魔をして、傷つかないように現状維持に落ち着いているのです。
結婚したいと思っている女性は、付き合っている男性に質問したいことがたくさんあります。
- 年収や貯金額はいくらか
- 結婚式にお金をかけられるか
- 子供は欲しいと思っているか
- 専業主婦になってもいいか
- そもそも結婚をする気があるのかどうか
自分の人生のことを考えれば話し合わなければいけない重要なことですが、「お金のことを聞くのは嫌われそう」「結婚の話をして彼が離れていくのが怖い」という思いがあり、話題に出せずにいる女性がとても多いのです。
私の友人は年収の高い男性と結婚をするのが夢だったのですが、結局お金に関する話し合いをせずに結婚しました。
結婚後に知った彼の年収は彼女が想像していたよりも低く、加えて「欲しいものは自分で買う」というルールを設けられてしまい、独身のときよりも金銭的余裕がない生活をしています。
別の友人は2年付き合っているのに彼氏が正社員として働いているのか非正規雇用なのか、気になっているのにずっと本人に聞けずにいる人がいます。
そんなことも確認できないのかと思う人もいるでしょうが、本人はそれを聞くと彼が離れていくような気がしているそうです。
断れない
彼氏の言うことに「NO」と言えずに、相手の要求を全部受け入れている友人がいます。
「予定があっても彼氏に会いたいといわれたら断れない」
「誕生日プレゼントに高価なものをリクエストされたけれど断れない」
「いつも手料理を作らされているけれど断れない」
それでも付き合いを続けているのは、「無理をして辛い」という気持ちよりも「別れたくない」という気持ちのほうが大きいからなのでしょう。
既婚男性と時々会っている友人は、「体の関係を求められると断れない」「避妊してほしいと言えない」と全く主体性がないです。
誰に相談しても「もう会わないほうがいい」「妊娠しても彼は奥さんとは離婚しない」と言われるのですが、変わらず男性の言うことを拒否できないそうです。
「恋愛体質」「器の大きい女」は勘違い!
「何をされても許しちゃうくらい好きな人に出会えたんだ」と自分を納得させてはいけません。
男性の言うことになんでも従うのは「優しい」とは言えません。
献身的なことがいい女だと錯覚し、相手に尽くすことを「恋に生きている」と思うのは勘違いです。
本当は本音を言えない自分のことを嫌だと思っていませんか?
2人の関係はどうなる?
言いたいことを言わずに男性の言うとおりにしていると、上下関係ができてしまい「こいつは俺のことが好きだから何をしても許される」と男性に思い込ませてしまいます。
付き合う前の男女なら、都合のいい女にされてしまう可能性が高いです。
付き合っている場合も平等な関係ではなくなり、横柄な態度になり約束は守らず、浮気もするかもしれません。
男性によっては自分に合わせてばかりの女性に居心地の悪さを感じる人もいます。
一緒にいても楽しくなかったり、中身のなさそうな女性に思えて魅力がないと判断してしまいます。
どんな女性になるのが理想?
目指すべき姿は、自分の身体と心、人生を大切にしている女性です。
男性や恋愛にばかり執着せずに、自分に軸がある考えを持ちましょう。
どんなに好きでも離れたほうがいい男性はいます。
その時は辛いかもしれませんが、時間がたてば忘れてもっといい男性が現れるのです。
「私の意見を尊重してくれない人なんていらない!」と思うくらいの強い女性になりましょう。