母親との関係に悩む30代女性と、自分と違う生き方をしている娘を理解できない母親

母親とうまくいっていないという女性は意外と多いです。

子供のときから「母親と合わない」と感じる人もいますし、大人になるにつれて「母親とは考え方が違う」と気づく人もいます。

30代の女性はただでさえ悩むことが多く、今後の人生をどう生きていくかを考えているのに、母親からのアドバイスが自分を否定されているような言葉に聞こえてくるのです。

自分が結婚をしているか、子供がいるかで母親との関係も変わってきます。

今回は30代女性の状況にを3つに分けて、母親との関係で起こり得ることを紹介していきます。

目次

独身キャリアウーマンの場合

独身の人は家族が親ときょうだいしかいないので、一緒に住んでいなくても母親と関わる機会が多くなります。

本人は独身で仕事に熱中している自分自身に満足しているのに、娘に対して「結婚して子供がいる人生」を望む母親がいます。

母親の時代は専業主婦の割合が多く、仕事に邁進している女性の気持ちを理解できない人もいます。

特に都会ではなく地方に住んでいる人であれば、社会に出てキャリアを積むという経験をしている人が周りにあまりいないので、母親の世代だけではなく同級生からも共感されにくいのです。

しかし、そんな母親もかつては「勉強をしなさい」「いい大学に行きなさい」と学業に勤しむことを望み、デートに行こうとすれば「男にうつつを抜かして」「男のことばかり考えて」と男女交際には否定的なことを言っていませんでしたか?

結婚適齢期といわれる頃になったら「仕事ばかりしないで彼氏を作りなさい」と言ってきたり、地元で専業主婦になり子育てをしている同級生を褒めたり、昔と言っていることが変わるのです。

正反対のことを言われては、10代の頃に言われていたことは何だったのかわからなくなります。

いい会社に勤めていいお給料をもらう為なら、母親の希望通りになっているので否定されたくはないです。

20代で結婚してほしいのなら、10代から男性を見る目を養う為に快くデートに行かせるべきだったはずです。

娘の人生をロングショットで見ているのではなくクローズアップでしか見ていないので、そのときの都合に合わせた言葉しか言えない母親になってしまうのです。

子供を持たない既婚者の場合

日本は子供を産み育てる人は幸福度が低いとされているので、結婚をして子供を持たない生き方を選ぶ人が増えています。

経済的な余裕があり、自分の興味があることに時間を使うことができ、信頼できるパートナーがいるのなら十分幸せな生活を送れているといえるでしょう。

子供を持たない人にとって、親から孫を催促されるのは何よりも嫌なことです。

自分の親だけではなく夫の親にも子供を期待されては、とてもストレスを感じることになります。

母親は結婚をしたことがあり、子供を持つ経験をしています。

30代女性の親の世代だと、結婚と子供を持つことがセットになっているのでしょう。

子供はほしくないと思っている人の中には、自分と母親の関係が良くなかったことが理由になっている人もいます。

「自分のように辛い経験をさせたくない」と感じているなら、きっと優しい人なんだと思います。

娘夫婦が子供を望んでいてもいなくても、母親はその生き方を尊重するべきです。

子持ち既婚者の場合

もともと母親と合わないと感じていた人でも、結婚をしていて子供がいる場合は母親からのストレスを回避しやすいです。

自分がつくった新しい家族に目を向ける時間が多く、母親と距離を置くこともできます。

もしくは出かけるときに母親に子供を見てもらったり、金銭的な援助をしてもらうなど、感謝しなければいけない状況になることもあります。

また、子供を持つことによって母親の気持ちが理解できたり許せたりすることもあるでしょう。

ただし、母親が子育てのことに口を出しすぎると仲が悪くなってしまいます。

昔とは違う育児の常識があったり、個人の考え方があるので意見が違うのは当然です。

「母親のこういうところが嫌だった。自分はそういう親になりたくない」という思いがある人は、より母親の考え方とは合わないでしょう。

まとめ

原因の多くは自分と違う生き方をしている娘に寄り添えない母親にあります。

「毒親」といわれるような存在であれば関係を断てばいいのですが、根本的には母親のことが好きで本当はいい関係でいたいと思っているから辛くなるのだと思います。

人間関係の問題を解決する方法は縁を切ることですが、家族の場合はそれができないので解決方法が見つかりにくいです。

母娘の関係は年齢によっても変化していくものなので無理に仲良くしようとはぜずに、場合によっては本音を隠して適度な距離をとりながら付き合っていくしかないのです。

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