恋愛結婚とお見合い結婚とでは、結婚までの順序が違います。
- 知り合う
- 好きになる
- 付き合う
- 結婚を意識する
- 結婚する
- 条件(スペック)を聞いて会うか決める
- 実際に会う
- 会話をして価値観が合うか判断する
- 結婚に向けて準備をしつつ、相手の好きな所を見つける
- 結婚する
恋愛感情優先で付き合ったのに相手に自分の希望を押し付けたり、お見合いなのにときめきやドキドキを求めたりと、間違った婚活をしてはいませんか?
どういった恋愛や結婚が自分に向いているのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
恋愛結婚
付き合うだけでは結婚の約束はされていないので、彼氏を作るための行動は「婚活」とは言えません。
結婚をする意思の確認などをせずに付き合い、一緒に時間を過ごす中で結果的に結婚に至ったケースが恋愛結婚です。
お見合い結婚が増えてきたとはいえ、まだ恋愛結婚をする人のほうが圧倒的に多いです。
お見合い結婚よりも「恋愛感情」や「信頼関係」がしっかりあるのが大きな違いです。
メリット
好きな人と結婚できる
「好きな人と付き合い結婚をする」という流れはたくさんの人に祝福され、本人も幸せを感じることができます。
結婚をするまでの2人を長い期間みてきた家族や友達もいるでしょうし、共通の知り合いがいるかもしれません。
苦労することがあっても乗り越えられる関係性であり、相手の存在が何より大切なので子供がいなくても家族として成立しやすいです。
ナチュラルな姿を見せ合える
出会ったときに付き合うかどうかで相手を見ているわけではないので、自分を良く見せようとしたりネコを被った姿ではなくてお互いの自然な姿を見せ合っています。
付き合った後もかっこ悪いところや悩んだり落ち込んでいるところ、家で過ごすちょっとだらしない姿も散々見せているので結婚後に一緒に住むことにあまり抵抗がありません。
デメリット
結婚のタイミングが予測できない
「結婚を前提に」と付き合っても婚約をしているわけではないので、具体的に結婚の時期を話し合えているカップルは少ないです。
女性は付き合って1年後に結婚と勝手に思い込んでいても、男性はもっと長く付き合って自分の仕事の状況次第でと考えているかもしれません。
結婚したいタイミングが2人一緒という状況でなければ、どちらかが待たなければいけないことになります。
「嫌われたくない」が邪魔をして、大切な話ができない
気心の知れた人と恋人になっているので、本来であれば言いたいことは隠さず言えるはずです。
しかし「好き」という感情があるせいで、結婚の意思はあるのか、年収はいくらなのか、貯金はあるのかなどの重大なことを確認できない女性の話をよく聞きます。
「聞いたら嫌われてしまう」「結婚したがっているみたいで聞けない」という思いがあるそうです。
その状態のまま結婚をした知人がいましたが、「年収が思っていたより低かった」「婚約指輪をくれなかった」「自分が欲しいものは自分で買ってと言われた」など、理想の結婚と違いがあったようです。
お見合い結婚
お見合いの定義は、結婚の意思がある男女が第三者を介して知り合うことであり、現代では結婚相談所や信用できる知人の紹介、結婚を目的としたマッチングアプリがあります。
おそらく多くの人が「自然に彼氏ができて、大好きな人と結婚をする」と恋愛結婚をすると信じて疑わなかったと思います。
出会いがなく恋愛に縁がなかったり、結婚願望がない人と付き合って時間を無駄にしたと感じた人が、お見合い結婚にシフトチェンジします。
恋愛と結婚は別という考えがあったり、スペック重視でお見合いのほうが希望通りの人と出会えると現実的な性格の人は向いています。
メリット
効率が良く合理的
恋愛感情よりも、自分が理想としている結婚生活を送れるかどうかが重要な人に向いています。
「好き」という気持ちはいつかなくなると想定し、職業や年収で尊敬できる人をパートナーにすることができます。
結婚相談所を利用すれば、同時期に条件のあった人とたくさん知り合うことができます。
結婚に関する話し合いを重ね、短期間で結婚に至るので時間や感情を無駄にすることがないです。
結婚にむけて具体的な話し合いができる
年収や資産、結婚の時期、婚約指輪や結婚指輪について、結婚式の有無、将来的に賃貸か持ち家か、子供を希望するか、親との同居など、結婚に関して確認しておきたい事項が山ほどあります。
通常の出会い方をした場合は、こういった質問を矢継ぎ早に聞くと相手に引かれる可能性がありますが、お見合いであれば1日の会話ですべて確認ができます。
相手に嫌われないように振舞う必要はなく、歩み寄れなさそうな人はやめて次出会う人に期待すればいいのです。
デメリット
条件のせいで良い人を取りこぼす
「お見合いをするからには条件は譲れない」と相手のスペックに強いこだわりがある人は、非常にもったいないことをしています。
希望よりも年収を下げたり、身長を気にしなかったり、年齢の差をもう少し広げるだけで出会える人数も変わります。
条件も重要なのですが、より価値観が合い異性としての魅力を感じられる人と出会えるチャンスのほうが大事です。
周りの人に言えない
結婚相談所やマッチングアプリで結婚をする人が増えているとはいえ、出会ったきっかけを人に言うのを恥ずかしいと思っている人も多くいます。
友達には紹介で知り合ったと濁したり、結婚式では出会いについては触れられないなど、隠そうとしている人が実際にいました。
自分の親に本当のことを言えない人や、年頃になった子供に質問されて正直に答えられない人は心苦しそうに見えました。
絆が薄い
価値観や考え方の一致で相手を選んで短期間で結婚を決めるので思い出が少なく、愛着や恋愛感情が生まれない人もいます。
結婚後に予想外のことが起こることは、恋愛結婚でもお見合い結婚でも同じようにあり得ることです。
結婚してすぐにパートナーが病気になり働けなくなった場合、稼ぎがなくなり看病をしなければいけない状態をなかなか受け入れることはできません。
結婚相談所を利用した場合、「理想の結婚をする為に高いお金を払ったのに、条件とは違う苦しい生活が待っていた」となれば離婚の可能性もあります。
2人とも子供を望んでいたのに授からなかった場合、子供ありきの結婚生活を想像していた人は別の人との再婚を望むかもしれません。
恋愛結婚と違って「この人となら苦労できる」という覚悟がないのが最大のデメリットです。
まとめ
それぞれのメリットとデメリットを紹介しましたが、どちらが良い悪いということはないですし、幸せな結婚生活が続くかどうかは本人たち次第です。
どんな流れで結婚することになっても、他人が評価することではありません。
数年経てば別の心配事がでてくるので、どんなきっかけで結婚したかなど気にならなくなります。
自分に合ったスタイルで恋愛や婚活をしましょう。