30歳くらいになってくると、独身女性は周りからいろいろと不快なことを言われます。
その相手が既婚女性だったり既婚男性だったり、自分のことは棚に上げた独身男性にも言われることがあります。
既婚女性は結婚できた自分に満足し独身の人をつい下に見がちですが、もし自分が離婚をして独身に戻ったときに同じ言葉を言い返されたらどう感じるかを考えてみましょう。
あまりにも独身を見下す発言が多いと、「この人結婚をしても満たされていないんだ」と思われてしまうかもしれません。
恋愛事情に口を出す
「彼氏つくらないの？」
恋人はひとりの人間の意志だけでできるものではありません。
つくろうと決めて翌日にできるものでもありません。
独身同士であっても、この問いかけを人にすること自体がおかしいのです。
彼氏がほしいと思っている人も思っていない人も、言われると不快に感じる言葉なので、ただデリカシーのない質問をする人だと思われるだけです。
「マッチングアプリやらないの？」
いま付き合っている人はいないと言った後に、「マッチングアプリやらないの？」と返す人が多いですが、話が飛躍しすぎではないでしょうか。
今は恋愛をする気がないのかもしれませんし、付き合ってはいないけれど出会いは多い環境だったり好きな人がいる場合もあります。
彼氏がいない人が必ずやらなくてはいけないわけではありません。
彼氏がほしくても出会いがなくて困っている人だと勝手に決めつけるのはやめましょう。
結婚願望がある前提で話す
「妥協も必要だよ？」
通常、結婚は好きな人とするもので、好きじゃない人と無理にするものではないです。
「自分と合う人が現れれば結婚したい」と思っている人に、「妥協したら？」と言っても「なぜそこまでして結婚する人用があるのか」と思われるだけです。
「結婚には妥協も必要」という人は、結婚をすることが目標になっている人の価値観です。
何歳までに絶対結婚をしたいといった目標があったり、結婚相手よりも金銭的に余裕のある結婚生活が理想だったり、子供を産めば夫のことは好きではなくなると悟っているなど、「好き」かどうかよりも別のところに重きを置いている人の考えです。
条件にこだわりがある人は、あれもこれも譲れないと言っていると目標に到達できないので「妥協も必要」という言葉が登場するのです。
結婚に対する考え方によって、妥協が必要な人や必要ない人がいるので、すべての彼氏がいない女性に言うのは間違っています。
「結婚の話はしないの？」
彼氏がいる女性に対して言ってしまいがちな言葉です。
「付き合って何年だから結婚」「結婚適齢期だからそろそろ」と周りが勝手に結婚が近いと判断してしまいですが、他人が口を出すのは大きなお世話です。
必ずしも、女性がプロポーズ待ちで男性が煮え切らない状況というわけでもありません。
今の関係がちょうどいいと思っている人や、事情があって結婚を選択しない人もいるのです。
上から目線でものを言う
「早くこっちにきてよ」
「結婚している人」と「結婚していない人」の間に境界線を引いている既婚女性が独身者に対して言ってしまいがちな言葉です。
それどころか既婚者のほうが一段上のステージに立っていると思い込んでいるのです。
人生何があるかわからないので、自分より下のステージにいると思っていた人が早いペースで結婚をし子供を何人も産んでマイホームを購入したりすると、自分が後れを取っていると感じる日が来るかもしれません。
「私は結婚願望なかったけどね」
「自分は必死にならなくても簡単に結婚できたけどね」と言いたい人が使う言葉です。
そして実際は結婚したくて仕方がなかった人が使う言葉でもあります。
結婚しているかだけではなく、結婚願望の有無や出会ったきっかけなどの結婚に至る背景を持ち出してマウントを取ろうとするタイプの既婚者です。
同じ既婚者の友達に対しても、マッチングアプリや結婚相談所を利用した人を見下すことがあるので友達が減っていく傾向にあります。
「幸せになってほしい！」
本人は悪気なく言っているのでしょうが、勝手に「幸せじゃない人」に設定しているのでなかなか失礼な言葉です。
言われたほうは（えっ。私幸せじゃないってことにされている。怖い）と思い戦慄を覚えます。
付き合う人や結婚相手によって人生が左右されることは、女性にとっては少なからずあります。
既婚者は簡単にパートナーを変えることもできず独身と違って軌道修正が難しいので、自分は幸せだと意地でも思い込まないとやっていられない人もいます。
結婚が成功だったか失敗だったかは20代や30代の時点でわかるとも限りません。
「結婚している人は幸せ」「結婚していない人は不幸」という思い込みをしている女性はとても多いですが、少し考えればそうではないことは分かるはずです。
不安をあおることを言う
「もう時間がないよ？」
「今から相手探して最低1年は付き合って、結婚の準備に1年かけて、それから子供つくって2人目生む頃には35歳過ぎちゃうよ？どうするの？」
このように「結婚は30歳までに」「出産は35歳までに」などと制限時間を勝手に設けて、独身女性をあおる既婚者がいます。
言われたほうは（えっ。私の人生を勝手にプランニングしてる。怖い）と思い戦慄を覚えます。
平均年齢で結婚や出産をした人は、それが正解だと思い込みがちですが、全てのタイミングは人それぞれです。
「もうみんな結婚してるよ？」
同級生で結婚していない人があと何人だけとか、他の仲がいい友達はみんな結婚しただとか、「後れを取っているよ！」とでも言いたげにあおってくる既婚者がいます。
自分軸がある女性にこの言葉を言っても、「だから何？」と思われるだけです。
手を繋いで同時にゴールする徒競走ではないのです。
年を重ねるにつれていろんな面で個人差が開いていくのが人生なので、今は結婚しているかどうかでお互いを意識していますが、数十年後は健康で生きているかどうかがポイントになっているかもしれません。
気を遣いすぎて不自然な話になる
「仕事に生きるんだね」
正社員で働いていることを「すごい！」と言ったり、ひとり暮らしをしていることを「自立した女性だね！」と言ったり、独身女性に対して必要以上に気を遣って話をしてしまう既婚者がいます。
彼氏はいないと言うと、「仕事に生きているんだね！素敵な生き方だと思う！」と大げさに褒め、独身女性を戸惑わせます。
正社員もひとり暮らしも、成人した人なら当たり前にやっていることで何も特別なことではないです。
独身だと聞いて勝手に気まずくなって、無理やり褒めるところを探しても会話に違和感が出るだけです。
「結婚って大変だよ」
独身女性が既婚者に羨ましいといったわけでもないのに、勝手に結婚の大変さを話して自分を下げようとする人がいます。
ついでに独身のメリットまで語りだして、気を遣っているのが明らかで相手にもばれています。
（結婚が大変なのは知っているよ。だからしていないんだよ）（そんなに独身がいいなら離婚したらいいのに）というのが独身女性の心の声です。
