「何かを始めるのに年齢は関係ない」と言う人もいますが、20代をどう過ごすかで今後の人生が大きく変わってきます。
20代の努力の量が30代の自分を作り上げます。
やるべきことを疎かにしていた人が巻き返すのはとても大変です。
30歳になったときにどうなっていたいかを具体的にイメージして実現できるようにしましょう。
一般常識、ビジネスマナーを身につける
挨拶や言葉遣いなど基本的なことや、電話対応やビジネスメールの書き方など社会で必要な最低限のことは必ず20代のうちに身につけておきたいです。
友達と社会で出会う人とでは接し方も変わるので、人を不快になせないコミュニケーションの取り方や身だしなみも大切です。
20代前半で結婚をして長年専業主婦をしていた人が、30代40代で働き始めて社会人のマナーや常識が身についていなくて周りの人が困惑する場合があります。
若いから許されるミスもありますし、指摘してくれる人もたくさんいるので、20代のうちに吸収できることはしておきましょう。
スキンケアと体型管理
20代のときにどれくらいスキンケアに手間をかけてきたかで、30代になったときの肌のコンディションが変わります。
30歳を過ぎてからお金と時間を費やしても、一度出来てしまったシミやシワはなかなか消えてくれません。
20代のときにすべきことは、まず自分の肌に合った基礎化粧品を見つけることです。
若いときは金銭的な余裕がない人も多いかと思いますが、20代は化粧ノリもよくきれいに発色するのでリップやアイシャドウはプチプラを使用し、基礎化粧品のほうを重視したほうがいいでしょう。
市販のもので肌が改善しない人は、信用できる皮膚科を見つけておくといいです。
体型に関しても、20代のときより30代になってからスタイルが良くなるという人はあまりいません。
自分の外見に関心がある人は、もともと食生活に気を使ったり運動をする習慣がありますが、そんな人でも年を重ねるにつれて脂肪が付きやすくなったり胸やお尻の位置が下がったりします。
30代になってから体型を改善させるのは、よほどのきっかけと根性がないと難しいです。
仕事のスキル
自分の稼ぎで生活ができる能力は20代のうちに身につけるべきです。
結果的にそれが好きな仕事にならなかったとしても、「いざというときに一人で生きていける」「家族が困っているときは金銭的なサポートができる」という選択肢があるのとないのでは気持ちの余裕が違います。
向いていないことでもお金を稼げるレベルまで努力ができたという事実は、新しいことに挑戦するとき自信にもなります。
ただし「仕事だけに時間を費やしてきた人」や「仕事を頑張ることで自分の価値をあげてきた人」は環境が変わったときにうまくいかなくなることがあります。
その仕事を辞めなければいけなくなったときに「あれだけ努力しても何も残らなかった」と感じたり、自分よりも有能な人が現れたときに、自分の存在を否定されたような気持になるのです。
仕事一辺倒にならずに、他の分野でも自信をつけて自分の価値を高めていくことが大事です。
友達をつくる
ビジネスのために人脈を必要とする人もいますが、いろんな人の価値観を知るために友達づくりをするべきです。
同級生や同じ職場の人としか関りがないと、自分と違いがある人を受け入れにくくなります。
年齢や職種が違う人、違う地域で育った人や海外の人と友達になると視野も広がります。
女性は自分のライフステージに合わせて未婚か既婚か、子供がいるかいないかで仲良くする人を決めがちです。
「みんなそれぞれの考え方があって、違うペースで生きている」ということを理解している人なら、自分と周りの人を比べたりカテゴリー分けせずにいられるのです。
自分も他人もありのままを受け入れる女性は素敵だと思います。
趣味を持つ
先ほどの「友達をつくる」きっかけにもなるので、できれば人と関りを持てる趣味がいいです。
新しいコミュニティに加わることは勇気がいることかもしれませんが、20代のときのほうが受け入れてもらいやすいです。
「好き」「楽しい」「夢中になれる」ものがたくさんあれば、仕事が大変でも人生が充実します。
初対面の人と趣味の話になることも多いので、自分を知ってもらうためのきっかけになり話題の引き出しも増えます。
趣味は常にあったほうが人としての魅力も上がるので、短期間でも数回でもいいのでいろんなことをやってみましょう。
貯金より経験
もちろんお金も貯めつつやりたいことにお金を使えるのが理想ですが、20代の収入ではそれができない人も多くいるでしょう。
習い事をしたり、旅行に行ったり、本をたくさん読むことはいずれ活かされるときが来るのでお金を使うべきだと思います。
友達と過ごす有意義な時間にはお金をかける価値はありますが、ただの付き合いでいく得るものがない飲み会には行かないほうがいいです。
経験しておいたほうがいいことと、経験すべきではないことを分別して、興味があることはどんどん挑戦したほうがいいです。
成功体験と挫折
なにか大きな結果を出さなければいけないというわけではないです。
今まで紹介したことを実践していけば、おのずと自信が付いてきます。
挫折は経験したくないとみんな思うでしょうが、苦労や失敗をしている人の言うことは説得力が生まれます。
何か苦労することがあっても、「自分のストーリーがひとつ増える」と信じて希望を持ってほしいです。
まとめ
頑張れる人とそうでない人は、年を重ねるにつれてどんどん差が開いていきます。
ただでさえ女性は30歳になるときに複雑な気持ちになるので、それに負けないくらいの達成感で満たしてほしいです。
小さな努力の積み重ねが振り返ったときに形になって、20代のときの自分を褒めたくなる日が来ます。